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AFP認定研修の費用はいくら?技能士課程・基本課程の受講料と、AFP取得から最初の更新までの総額【2026年10月】

AFP認定研修の費用 取得から更新までの総額 資産形成・キャリア
この記事は約13分で読めます。

AFP(日本FP協会が認定する資格)になるには、原則として、AFP認定研修の修了、2級FP技能検定(学科・実技とも)の合格、日本FP協会への登録の3つが要ります。研修の受講料は、2級に合格済みの人が受ける技能士課程が8,700円〜26,620円、一般の人が受ける基本課程が22,000円〜211,200円です(日本FP協会の研修検索・税込・2026年10月22日)。受検手数料・入会金・初年度の年会費まで足すと、取得までの総額は、2級に合格済みの人で30,800円、2級の受検資格がある人で42,500円から(8,800円の講座で計算)です。登録した後は年会費12,000円が毎年かかり、2年ごとの更新に継続教育15単位以上が要ります。

この記事は以下のような方におすすめです!
  • 2級FP技能士に合格していて、技能士課程をどこで受けるか比べたい方
  • 2級の受検資格がなく、基本課程と3級のどちらから入るか迷っている方
  • AFPの取得までと最初の更新までの総額を先に知りたい方
  • 何年も前に合格した2級でAFPになれるか知りたい方
  • AFPを更新しないときの費用を知りたい方
🎯 30秒でわかる本記事の要点
  • 2級に合格しただけではAFPになれません。研修の修了と協会への登録が要ります(税理士課程は2級の合格が不要です)。
  • 技能士課程は8,800円の講座がFPK研修センター・アーティスソリューションズ・TACにあり、FPKには期間限定の8,700円もあります。
  • 取得までの総額(テキスト代を除く)は、2級合格済みで30,800円、2級の受検資格があれば42,500円、3級からなら50,500円、基本課程の最安講座からなら55,700円です。
  • 最初の更新までに2年目の年会費12,000円と継続教育の費用が加わります。FPジャーナル継続教育テストだけなら4,950円です。
  • 更新しなくても一般会員として年会費12,000円が続き、止めるには退会届が要ります。
📕 Before(読む前)
  • 研修の受講料だけで講座を比べていませんか
  • 古い2級の合格ではAFPになれないと思っていませんか
  • 更新をやめれば年会費も止まると思っていませんか
📘 After(読んだ後)
  • 受検手数料・入会金・年会費まで足した総額で課程を選べます
  • 登録の期限は研修の修了日からも数えると分かります
  • 一般会員の年会費は退会届で止まると分かります

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📚 1. AFPになる3つの要件と、受ける課程の決まり方

日本FP協会のAFP認定基準規程は、AFP認定研修の修了(4条)、指定試験(2級FP技能検定)の合格(5条)、指定試験の実施日か研修の修了日の遅い日から翌々年度末までの登録(7条)を求めています。研修は受ける人の条件で3つの課程に分かれ、1か月以上かけて学習し、受講開始から1年以内に修了しないと受け直しです。

課程受けられる人受講料(協会の研修検索・税込・2026年10月22日)AFPまでの流れ
基本課程一般の人22,000円〜211,200円(14社)修了で2級の受検資格が得られ、2級に合格して登録します
技能士課程1級か2級のFP技能検定の合格者8,700円〜26,620円(9社・21件)修了して登録します
税理士課程受講の時点で税理士会か公認会計士協会に登録している人40,700円〜78,000円(6社・8件)修了して登録します(2級の合格は不要)

件数は検索の行数で、同じ講座が募集期間ごとに別の行に出ます。検索の受講料は講座料金だけで、検索に載らない講座もあります。2級の受検資格は、3級の合格、FP業務の実務経験2年以上、AFP認定研修の修了、金融渉外技能審査3級の合格のどれかで(試験要綱)、基本課程を修了すると、3級に合格していなくても2級を受けられます。受検手数料(非課税)は学科・実技の合計で3級8,000円、2級11,700円(学科5,700円・実技6,000円)で、日本FP協会と金融財政事情研究会で同額です。3級の中身はFP3級は2026年度試験で何が変わる?にまとめています。

AFPはどの課程から入るかの図解です。2級FP技能検定に合格済みなら技能士課程(8,700円〜26,620円)を修了します。3級合格か実務経験2年以上なら、2級に合格してから技能士課程を修了するか、基本課程を受講中に2級に合格して基本課程を修了します。どちらでもなければ基本課程(22,000円〜211,200円)を修了して2級の受検資格を得て、2級に合格します。税理士・公認会計士の登録者は税理士課程(40,700円〜78,000円)で、2級の合格は不要です。最後に日本FP協会に登録し(入会金10,000円・年会費12,000円)、期限は2級の試験日か研修の修了日の遅い方の翌々年度末(税理士課程は登録申請書の発送月の翌月1日から6か月以内)です。右に押さえる4つのポイントがあります。

協会のルート図では、3級合格者と実務経験2年以上の人は、2級に合格してから技能士課程を修了しても、基本課程を受講中に2級に合格して基本課程を修了してもかまいません。

💰 2. 技能士課程の受講料と、提案書の出し方の違い

技能士課程は、協会の研修検索(課程「技能士」・通信、2026年10月22日)で9社・21件が出ます(通学の講座は0件)。修了には、ライフプランを実現するための計画書である提案書を作り、一定の点数を取ります。各社の公式ページで確かめた主な講座は次のとおりです。

研修機関・講座受講料(公式ページ)提案書の出し方・合格点・修了まで
FPK研修センター AFP特修フルWEBコース8,700円(税・送料込。協会の検索では10月6日〜11月9日募集分の期間限定。それ以外は8,800円)WEBで提出し、各課題6割以上で合格です。課題提出から概ね1週間で修了証明書を受け取れます
アーティスソリューションズ 技能士課程8,800円(冊子版テキスト付きは12,100円・税込)WEBにアップロードし、60点以上で合格、未満は再提出です。採点は最長10営業日です
TAC 技能士課程 Web通信講座8,800円(Web+冊子版は15,000円・消費税10%込)提出後約2週間で採点結果が通知されます。提出の方法は公式ページに記載が見当たりません
みずほインベスター・リレーションズ AFP認定研修講座 Web版10,450円(協会の検索では税込)添削問題18点以上と提案書60点以上で修了です。提案書はパソコンのWordから提出します
LEC東京リーガルマインド AFP認定研修Webアップ版11,000円、教材を発送する版15,400円(10%税込)簡易書留か宅配便で郵送します(データ提出は不可)。毎月25日締めで、60点以上なら翌月10日頃までに修了証明書が発行されます

FPKのフルWEBコースは、16,100円のWEBコースと提出課題は同じで、提案書実技動画(約2時間)が付かず提案書作成ブックがPDFです。提案書にかかる時間は、FPKが受講生の平均を15時間から20時間、TACが標準作成時間を4〜5時間と案内しています。

読者
8,800円の講座が3つあると、どれにすればいいか迷います。
著者
FPKの期間限定8,700円との差も100円なので、受講料ではなく、提出の手段・採点の日数・テキストの形で選ぶと決めやすくなります。
  • WEBで出せるか(FPKとアーティスはWEB提出。TACは公式ページに提出方法の記載なし)
  • 修了までの日数(FPKは課題提出から概ね1週間で修了証明書、アーティスは採点に最長10営業日+証明書の発行に数営業日、TACは採点結果まで約2週間)
  • 冊子が要るか(冊子付きはアーティスで3,300円、TACで6,200円高くなります)

📘 3. 基本課程の受講料と、教育訓練給付

2級の受検資格がない人は、基本課程を修了するか、先に3級に合格して受検資格を得ます。協会の研修検索(課程「基本」・通信)では14社が出て、受講料(税込)は22,000円〜211,200円です。協会は基本課程を「2級FP技能検定の試験対策講座として、ご利用いただくこともできます」としています。公式ページで確かめた講座は次のとおりです。

研修機関・講座受講料(公式ページ)添削回数(協会の検索)補足
みずほインベスター・リレーションズ 2級FP(AFP)受検対策講座 Web版22,000円(協会の検索では税込)6回修了は購入日から1か月経過後
アーティスソリューションズ 2級FP技能士・AFP認定研修(基本課程)24,750円(講義動画付きは26,400円・税込)7回教育訓練給付の対象外
FPK研修センター FP講座(AFP&2級)BASICコース44,000円(税・送料込)6回解説動画付きのWEBコースは58,300円・62,700円
ユーキャン ファイナンシャルプランナー講座66,000円(税込み・送料当社負担)8回一般教育訓練給付の対象講座です。協会の検索の表示は64,000円で公式ページと違います

一般教育訓練の指定講座を修了すると、払った教育訓練経費の20%(上限10万円)がハローワークから支給されます。要件は、受講開始日に雇用保険の加入期間が3年以上(初回は1年以上)あるか、離職の翌日から1年以内でその期間を満たすことで(前回の受給から3年以内は対象外)、20%の額が4千円を超えなければ支給されません。会社を辞めて1年を超えた専業の大家は、妊娠・出産・育児・病気やけがで適用対象期間の延長を受けた場合を除き、勤めていた頃の加入期間が長くても対象外です。技能士課程の8,800円は20%が1,760円なので、仮に指定講座でも支給されない計算です。

🧮 4. 取得までと、最初の更新までの総額(ルート別)

研修の受講料に、受検手数料、入会金、年会費、継続教育の費用を足した総額です。テキスト代、受検の事務手数料・払込手数料、テストの決済手数料は含めていません。

ルート内訳取得まで最初の更新まで
2級に合格済みの人技能士課程8,800+入会金10,000+年会費12,00030,800円47,750円
2級の受検資格がある人(実務経験2年以上など)2級11,700+上の行42,500円59,450円
3級から受ける人3級8,000+上の行50,500円67,450円
基本課程から入る人(協会の検索で最安の22,000円)基本課程22,000+2級11,700+入会金10,000+年会費12,00055,700円72,650円

最初の更新までは、2年目の年会費12,000円と、FPジャーナル継続教育テストだけで15単位をそろえた4,950円(990円×5回・すべて合格した場合)を足した額で、どのルートでも取得後に16,950円が加わります。

3級からのルートは基本課程のルートより5,200円安い計算ですが、基本課程は協会が2級の試験対策講座としても使えるとしているので、2級のテキスト代も含めて比べます。日本FP協会のCBT試験(2026年4月〜8月)の合格率は、2級が学科50.36%・実技56.73%、3級が学科86.23%・実技83.29%です。片方だけ合格した一部合格は合格した試験実施日の翌々年度末まで免除できるので、受け直すのは落ちた科目だけです。

AFPのルート別の総額の図解です。取得までは、2級合格済みが30,800円、2級の受検資格がある人が42,500円、3級から受ける人が50,500円、基本課程の最安の講座(22,000円)から入る人が55,700円です。最初の更新までに、2年目の年会費12,000円とFPジャーナル継続教育テスト5回分4,950円の計16,950円が加わり、47,750円・59,450円・67,450円・72,650円になります。テキスト代と事務手数料は含みません。右に押さえる4つのポイントがあります。

📅 5. 登録の期限と、登録後にかかり続ける費用

登録の期限は、2級の試験日か研修の修了日の遅い方から翌々年度末(3月末)です(税理士課程は、登録申請書の発送月の翌月1日から6か月以内)。協会の例では、2026年2月1日に基本課程を修了し2026年5月に2級に合格した人は2029年3月末です。2級の合格が何年前でも、技能士課程の修了日が遅い日になるので、修了日から翌々年度末までに登録できます。期限を過ぎると、2級の再受検(1級・2級の合格者は学科の免除を申請できます)か技能士課程の再受講で、登録の権利が再び付与されます(協会「登録期限を経過した方へ」)。

費用・条件額と中身補足
入会金10,000円(初年度のみ・課税対象外)学生は免除
年会費12,000円(毎年・課税対象外)学生は新規入会の初年度と、在学中に毎年申請した年が6,000円
継続教育2年ごとに15単位以上(「FP実務と倫理」1単位以上を含む3課目以上)費用は自己負担です。超えた単位は次の期間に持ち越せません

協会のFAQによると、FPジャーナル継続教育テストは1回990円(税込)で、1回の合格で「FP実務と倫理」課目1単位を含み7課目で3単位が取れ、1月・4月・7月・10月に新しいテストが載ります。5回合格すれば、15単位・3課目以上・倫理1単位以上を4,950円でそろえられる計算です。同じテストは合否にかかわらず解答し直せず、決済方法によって100円か180円の決済手数料がかかる場合があります。

🚨 更新をやめても費用が止まらない3つの形
  • 更新の手続きをしなくても会員登録は続くので、年会費は口座から振り替えられます
  • 更新期限から2か月の不備解消期間を過ぎると失効して一般会員に移りますが(AFP認定基準規程9条・協会「一般会員移行」)、一般会員の年会費も12,000円です
  • 休会の制度はなく、止めるには退会届が要ります。納めた年会費は原則返金されません

退会するとAFP資格は失効し、協会FAQはAFP資格認定者について「CFP®資格審査試験の受験資格もなくなります」としています。年会費を払い続けるかの考え方はAFP・日本FP協会の年会費はもったいない?に書きました。

🔁 6. 失効した後にAFPを取り直す3つの方法

協会の再認定ルールでは、一般会員に移った後、①継続教育単位の取得(移行日から1年以内は22.5単位以上、1年超2年以内は30単位以上)、②2級の再受検(1級・2級FP技能士は学科の免除を申請でき、実技だけなら6,000円)、③技能士課程の再受講(8,700円から)のどれかで再認定を受けられます。協会を退会した人は①を選べませんが、②は2級の試験日、③は研修の修了日の翌々年度末までに手続きすれば再認定を受けられます。ただし、年会費の未納による退会は1回だけなら再入会できますが、2回になると再入会できません(協会FAQ)。やめるときは未納にせず、退会届を出します。

🏠 7. 2級FP技能士で止めるか、AFPまで取るか

2級に合格すると合格証書が交付され、「技能士」と名乗れます(厚生労働省の技能検定制度)。不動産・税金・相続の知識を使いたいだけなら、2級で止める選び方もあります。分野ごとの要点はFP試験 不動産・FP試験 タックスプランニング・FP試験 金融資産運用にまとめています。

AFPを取ると、CFP®資格審査試験を受けられます。CFPまで進むか、年会費と2年ごとの更新を続けるかが、AFPまで取るかの分かれ目です。資格への支出を自己投資と見るかの線引きは不動産投資と資産形成の全体像の順番①に書きました。

❓ 8. よくある質問

Q1. 2級に合格したのが何年も前でも、AFPになれますか?

A. なれます。登録の期限は2級の試験日か研修の修了日の遅い方から数えるので、これから技能士課程を修了すれば、修了日の翌々年度末までに登録できます。TACは申込みに合格証書か合格証明書のコピーを求め、学科・実技の片方だけの合格では申し込めないとしています。

Q2. 金融財政事情研究会(金財)の2級に合格した場合もAFPになれますか?

A. なれます。協会のAFP資格Q&Aは、金融財政事情研究会と日本FP協会のどちらの2級に合格しても、研修を修了して入会すればAFPになれるとしています。

Q3. 提案書はMacで作れますか?

A. 協会の提案書作成ツールは推奨環境がWindows 10・11とExcel 2016/2019/2021で、協会は「Mac OSは推奨環境外となりますので、ご使用いただけません」としています。FPK研修センターはひな形をWordとExcelで用意し、互換ソフトでは文字ズレなどが起きることがあるとしてMicrosoftのWord・Excelを推奨しています。Macなら、申し込む前に講座の推奨環境を確かめます。

📝 9. まとめ――AFPの費用は研修の受講料より、取得から更新までの総額

技能士課程は8,800円の講座が3社にあり、受講料ではなく提出の手段と採点の日数で選べます。

取得までの総額は、2級合格済みで30,800円、受検資格があれば42,500円、3級からなら50,500円、基本課程からなら55,700円で、最初の更新までに16,950円(FPジャーナル継続教育テストだけの場合)が加わります。AFPは更新しなくても一般会員として年会費12,000円が続き、止めるには退会届が要ります。取るかどうかは、CFPまで進むかと、年会費と更新を続けるかで判断します。

📖 この記事の根拠(出典・参考)

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執筆者 西本豪
執筆者:西本 豪(楽待新聞コラムニスト)

関西の不動産投資家。賃貸経営の体験と、法令・公的機関の資料をもとに、税務・融資・賃貸経営・法人運営の実務ガイドを発信しています。

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