インフレの仕組みとは?貯金するより借金が有利になる理由

住宅ローン金利

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これまで日本は20年以上ずっとデフレ経済でしたが、2012年以降はアベノミクスにより少しずつインフレを目指しています。

それにより物価も上昇傾向です。物価が上がれば相対的にお金の価値は下がります。

もし1年後に物価が2%上がれば、100万円の現金は2%目減りして、98万円分の価値になります。要するに2%のインフレが続けば、現金の価値は2%ずつ減っていく事になります。

インフレとデフレの違いについてはこちらの記事でもう少し詳しく解説していますので、もし良かったら、是非読んでみて下さい。

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お金の価値が下がると物価が上昇する

物価上昇

お金の価値をモノの価値は相反する関係にあります。

  • お金の価値が上がればモノの価値は下がる
  • お金の価値が下がればモノの価値は上がる

そして今回、2013年に日銀(日本銀行)は「マネタリーベースを2年間で2倍にする」という政策を発表し、2015年1月には見事、目標を達成させました。

マネタリーベースが増えればお金の価値は下がる

マネタリーベースとは世の中に供給されるお金の量で、以下の3つの合計のことです。

  • 日本銀行券(10,000円札、1,000円札などの紙幣)
  • 貨幣(100円玉、1円玉などの硬貨)
  • 日銀当座預金(各銀行が日銀の講座に預けているお金)
マネタリーベースの推移(2013年4月〜2018年1月)
 2013年4月2015年1月2018年1月
日本銀行券82兆8371億円93兆0818億円106兆7165億円
貨幣4兆5368億円4兆6562億円4兆7917億円
日銀当座預金47兆3674億円178兆1360億円368兆4894億円
マネタリーベース134兆7413億円275兆8740億円479兆9976億円

※数字はFP部の「お金の供給量を2倍にしちゃうよ!マネタリーベースって何?」の情報をもとにさせて頂きました。とても分かりやすい記事なのでマネタリーベースについて詳しく知りたい方にはとてもオススメの記事だと思います。

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リスクを取りたくないは通用しない?

そもそも「2%物価上昇なんて実現できるのか?できないのか?」という問題はありますが、仮に物価が上昇していった場合、そのままの価値で現金を保有することは資産を目減りさせることにつながります。

お金は銀行に預けても意味がない

不動産を購入する際、金融機関からお金を借りるとおよそ1%〜4%程の借入金利が必要になります。

ですが、逆に僕たちの現金を銀行や信用金庫のような金融機関に預けても利子はほとんど付きません。普通預金、定期預金に関わらずにほとんどゼロだと考えて下さい。

つまり100万円を貯金しても、一年後もお金の価値はほとんど100万円のままであり、その中で物価の水準だけが上昇してしまっていた場合、結果的にお金の価値を減らす事になります。

これからの貯金と投資についての考え方はこのように変わっていくと思います。

  • 今までの貯金と投資の考え方
    • 貯金をすると資産は増えないけど減りもしない。
    • 投資はリスクがあるため資産を減らしてしまう可能性がある。
    • 資産を減らさないためにはコツコツ貯金するのが一番安心できる。
  • これからの貯金と投資の考え方
    • 貯金をしても資産は増えない。むしろインフレによって間違いなく目減りする。
    • 資産を守るためには貯金の一部を投資に回し正しい資産運用することが一番安心できる。

念のために補足させて頂くと、これらは「貯金を取り崩して不動産投資をしよう!」という趣旨の内容ではありません。不動産投資も資産運用の一つの選択肢になりますが、考え方を誤ると貯金で資産を目減りさせる以上のリスクを伴います。

どのように資産運用すれば良いかは人それぞれ考え方が違いますが、僕個人的には投資信託をオススメしています。資産運用に投資信託がオススメである理由についてはこちらの記事で分かりやすく解説しています。

また以下の書籍も大変参考になりました。僕が投資をする上でもとても大きな影響を受けた本なので、もし興味があれば読んで頂ければと思います。

現金支給の年金制度もインフレ時代の影響を受ける

インフレになると貯金をしても貯金額が増えないため結果的に資産が目減りしてしまうことになります。

そう考えると現金支給の年金制度も同じようにインフレになるとその分価値が減ってしまいます。

僕は年金制度については、どちらかと言えば楽観的に考えていますが、仮に想定通りの現金を支給されたとしても、その現金自体の価値が下がってしまうことは避けられません。「もらえるのであれば安心」という考え方も間違いではありませんが「将来の100万円の価値は現在の100万円の価値と比較してどのように違うのか?」は景気動向を観察しながら見極めていく必要があります。

年金制度の仕組みについてはこちらの記事で丁寧にまとめていますので、もし良ければあわせて読んで頂ければと思います。

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「貯金」するより「借金」が有利?

こう言ったインフレへ有効な対策の一つとして、意外かもしれませんが「借金」と言われます。

極端な話をすると、仮に物価が2倍になったら、お給料も2倍になり、現金の価値は今の1/2になります。つまり200万円借金してたとしたらそれは100万円の借金と同じ重みになります。

また資産を持つこともインフレには有効です。

200万円で車を購入し、仮に物価が2倍になったとしたら、その車には400万円の価値と考えられるからです。

勿論、資産は物理的に劣化していきますし、減価償却分を考えると必然的に車の価値も下がりますが、イメージとしてはこのようになります。

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投資本来のリスクも忘れずに

リスク

 

とは言うものの、借金をすれば利子を払う必要があり、インフレになったからと言ってその分金利も膨れ上がれば結局リスクが高くなります。だけど逆にインフレになった後だと、金利が上がりローンを組みにくい(審査に落ちやすい)事もあります。

「借金したくないから貯めてから買う」という考え方だと、その頃にはインフレにより販売価格が上がってしまい、とても手が出せない金額になってしまっているかもしれません。

また同じインフレでもその背景にはいろいろな要因があります。例えば円安対策としては外貨を持つもの有効かもしれません。

インフレの事だけを対策するのは、本来の投資リスクを軽視してしまう事になりかねません。

ただどのような経済状況になっても、やはり分散投資はリスクを軽減すると考えられます。

「何でも良いから分散!」と言うのは意味はありませんが、しっかりリスクを理解(容認)出来るのであれば「100%現金主義」と言う人も5%でも10%でも良いので、資産を少しでも分散すると(良いか悪いかはともかくとして)少し価値観が変わるかもしれません。

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プロフィール

楽待新聞&不動産投資Libraryのコラムニストをしています。
普段、不動産投資家として考えていることや体験談などを掲載しています。
これから不動産投資を始めたい方や、賃貸経営初心者の方に対して、分かりやすい内容を心掛けています。

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