今年で大家になって3年目になります。
僕は賃貸経営用の区分マンションを複数所有していますが、区分マンションを選んだ理由としては「大きな成果は出せなくても安定して収入が得られる」ことを重視したからです。
(結果そうなっているかは賛否あるかもしれませんが。。。)
なので利回りはかなり低めですし、規模拡大に向けたスピード感も決して良くはありません。
この業界に入る時、一番感じたことは「キャッシュフローを最優先する」と言う方の意見を多く聞くことでした。
初期の段階で利回りが低い(=キャッシュフローが出にくい)物件に投資すると、その後の規模拡大に大きく影響すると言うことです。
ただ、その辺りも踏まえ、やっぱり最初は自信が無かったこともありローリスクローリターンの物件を購入することにしました。
そしてその結果、今は大きなキャッシュフローは生んでいませんが空室率も低い状態が続いています。
区分マンション最大のデメリット
利回りが低く、成果が出にくいのは想定していたことなので、特に気にしていません。大家として最も良く無い点は「勉強にならない」ことです。
僕の知る限り(築浅ワンルームの場合は特に)、区分マンションの1室だけを個人で管理することはほとんど無いように思います。
基本的には購入元の関連会社や紹介会社にて賃貸管理をお願いすることになります。そしてその場合、1棟纏めて同じ会社が管理するため、自分(個人)が管理に携わる機会はほとんどありません。
それは会社員のような本業で手間を掛けれない層にとっては助かりますが、今後の規模拡大のためにいろいろ勉強したい場合は返ってそれが難点にもなります。贅沢な話でもありますが。
本当に勉強できないのか?
セミナーや勉強会なども学びの場では、自主管理の大家さんも多いため、どうしても1棟マンションをどのように運営していくかと言う内容も一定数含まれます。
ただ1棟マンションレベルで物件をコントロールできない立場の場合、修繕工事や管理会社選びなど、自分に直接関係の無い、または直ぐに対策や見直しができない分野についてはアンテナを建てずらくなってしまう。(個人的な意識の問題もあるはずですが…)
これからの課題は?
1棟マンションや1棟アパートを所有して管理も自分で行えばもっと広い視野で「賃貸経営」が見えてくることは間違いないですし、将来的にはそうしたい想いはあります。
ただすぐに良い物件を購入できる訳でもないので、今の区分マンションにて経営する中でも少しでも広い視野を持てるように考え方を変えていかないといけないと思いました。
今までのアンテナの張り方では勉強面での成果は乏しいので、その辺りを変えることが大きな課題です。
それともう一つ、「今できることを最大限にやる」ことも大事です。
税金対策やキャッシュフローの考え方などは規模の大小はあるとしても根本的な考え方は大筋同じなはずです。
「お金の問題」に関する知識習得については今の立場でも十分にできます。今後さらに規模を拡大していく上でも「今できるもっとも有効な対策」の一つとして今以上にすすめていきたいと思います。
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