「会社員としてある程度の安定した給与はあるけど、もう少しだけ収入を増やしたい…」
今の世の中、このように思っている人はとても多いはずです。
ある程度の余剰金や勉強時間がある場合「どのような方法が一番コストパフォーマンスが高いか?」を考えてみると、それは「資産運用」だと思います。
そして、投資初心者に対して僕のおすすめする最も安全な資産運用の方法は積立型の投資信託です。
- 比較的リスクの少ない投資に挑戦したい初心者の人
- ある程度お金は持っているんだけど具体的な運用方法が分からない人
- お金を貯金してても利息が付かないので少し有効活用したい人
- 老後のために地道だけど堅実にコツコツとお金を増やしたい人
今回は特に30代〜40代の「時間という最大の武器」を持っている若い世代(?)の資産運用術について「積立方の投資信託をおすすめする理由」を簡単にまとめてみました。
投資信託をおすすめする理由
「もう少しだけお金を増やしたい」と考える人がいる一方で、現実問題として「ちょっとした収入」を増やすくことは中々難しいものです。
例えば「アルバイト」をすれば臨時収入は稼げるかもしれませんが、ノウハウが蓄積されるケースは少なく「時間をお金に変えている」だけであれば将来的には疲弊してしまいます。
思い切って「副業」に挑戦してみても、一般的には軌道に乗るまでに半年〜数年程の時間が掛かってしまうことが多く、その間に心が折れてしまう人が多いです。
また「株式投資」や「FX(外国為替証拠金取引)」のようなハイリスクな投資の場合、リターンが大きいことは確かですが、当然、判断を誤ると投資したお金は減ってしまいますし、初心者が安定して稼げるようになるにはかなりの時間が掛かります。
一方「投資信託」の場合、以下の3つのポイントを抑えることで、リスクを最小限にしつつ、少しずつではありますが、(ほぼ)確実に資産を増やしていくことができます。
- 長期投資を前提とする
- 投資先を分散する
- 投資時期を分散する
「投資先の分散」や「投資時期の分散」を聞くと、かなり難しいイメージがありますが、全然そんなことはありません。仕組みさえ理解できればとても簡単ですし、一度、購入の契約をすれば、その後は継続的に調査や分析などを続ける必要はありません。
僕が投資信託を始めた経緯
僕も20代前半から投資信託をコツコツと段階的に購入しています。そして、現時点(2018年時点)では以下のような投資信託を保有しています。
- セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- NISAを活用して年間60万円分を購入
- セゾン資産形成の達人ファンド
- NISAを活用して年間60万円分を購入
- ひふみ年金
- iDeCoを活用して年間81万6,000円分を購入
そして、僕が投資信託を購入するまでには、主に以下の2冊の書籍に大きく影響を受けたためです。
- お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践(勝間和代)
- 投資信託はこの9本から選びなさい 30代でも定年後でも、積立だけで3000万円!(中野晴啓)
銀行にお金を預けても意味がない
ある程度まとまったお金があれば「どこの銀行の口座に預けるべきか?」「少しでも利回りが高い日本国債の方が良いのか?」と、いろいろ悩んでしまいます。
ですが、結局、どこに預けたとしても利子はほとんと付きません。
確かに普通預金よりも定期預金の方が利息がつきますし、それ以上に日本国債の方が高い利回りが期待できて安心できます。ですが、期待できる利息や利回りが1%にも満たない次元で「どちらが良いかな?」なんて考えるのは、はっきり言って時間の無駄です。
『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』では、個人ごとに金融リテラシーを身に付けることの重要性と「万人にオススメの金融商品」である「投資信託」の購入をベースとした具体的な実践方法が丁寧に解説されています。
分散投資による安定した資産運用
『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』は初心者には少し難しい内容ですが、書籍が販売(2007年11月)されてから10年以上経過していますが、未だに読み返すことがあります。僕の中では「時代に左右されない良書」だと思っています。
また、この書籍の中では以下の4種類の投資信託(インデックスファンド)を4分の1ずつ購入することを推奨しています。
- TOPIXまたは日経平均など、日本株式のインデックスファンド
- 日本債権のインデックスファンド
- 海外株式へのインデックスファンド
- 海外債権へのインデックスファンド
また、投資信託(インデックスファンド)を分散すること以外にも、さまざまな注意点がありますが、その辺りの理解を少しずつ高め、自分にあった投資信託を購入することで「リスクを低減しつつ安定した収益を得る」ことに繋がるはずです。
具体的にどの投資信託が良い?
『お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践』の内容をもとに、自分で最適な投資信託(インデックスファンド)を購入できる場合は、それで問題無いと思います。
ですが、それでも日本の投資信託の種類はとても無く多く、またその多くの投資信託が購入するべきでは無い、低質な投資信託であることも事実です。
つまり初心者からしたら見極めが難しい訳です。
一方「投資信託はこの9本から選びなさい 30代でも定年後でも、積立だけで3000万円!」では、具体的な投資信託名をもとに購入方法まで教えてくれています。
※僕が投資信託を購入する時点(2011年)では「投資信託は、この8本から選びなさい。」でした。
つまり「答え」を書いてくれているのです(笑)。
勿論、金融リテラシーを高めて、ある程度自分で判断できる能力は備えておきたいですが「どれを購入すれば良いか分からない」「ただ誤った判断をして損はしたくない」のであれば、この書籍で紹介されている投資信託を購入することで、安定した資産運用が始められます。
今すぐ資産運用を始めよう
適切な投資信託を購入することで、長期的に安定した資産が築ける(築ける可能性が高い)ことをご説明してきましたが、次に「いつから始めたら良いのか?」という疑問が出てきます。
株式投資の場合は「安く購入して高く売却する」のがセオリーなので「どの銘柄を買うか?」よりも「どのタイミングで買うか?」の方が重要になります。ですが、積立型の投資信託の場合は購入時期が分散できるため「いつから始めても良い」ことになります。
そして僕からしたら、それは「今すぐ始めるべき」であると考えています。
投資信託を今すぐ始めるべきだと思う理由は以下の通りです。
- 今後、日本はインフレを目指しており、そうなればお金の価値は目減りする
- 公的年金などの老後資金が減少傾向になることは確実である
- 投資信託を後押しするNISAおよびつみたてNISA制度が活用できる
- まとまった資産が無くても少額から始められる
- 高い専門知識が無くても運用できる
- 購入後はほったらかしで大丈夫
- 適切な投資信託を選択するための情報が充実している
- 「長期運用を前提とした投資信託」で資産が増えることは歴史が証明している
「投資」という名前が付く以上、判断は自己責任になりますし、最初は難しく感じるかもしれませんが、投資信託の特徴と大まかな仕組みが理解できれば、初心者でも十分に挑戦できる世界です。
是非、「少しの勉強」と「少しの勇気」をもとに、効果的な資産運用をして頂ければと思います。
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