人生は投資そのもの?時間とお金の無駄を見極めて投資家思考を身に付ける

雑記
この記事は約12分で読めます。

皆さん、投資はしていますか?

そもそも投資とは何でしょう?

「投資」の定義は人によって違いますが、一般的には「会社や個人の事業を応援する目的で出資して、将来、利益が出たら、その利益の一部を受け取る」ようなイメージですかね。

それでは具体的にはどのような行動のことを投資と呼べば良いでしょう?

いろいろ意見があると思いますが、僕からすると投資とは人生そのものです。

「投資とは人生そのもの」だとか言われても意味分からないですよね?

だけど、大丈夫です。

ここでは僕が常日頃考えていることをベースに、しっかり納得できるように丁寧にご説明したいと思います。

僕の「人としての器の小ささ」がとても良く分かる素晴らしい記事に仕上がっています。

  • 自分の普段のお金や時間の使い方に不安や疑問を感じている人
  • 投資についての考え方を知りたい人
  • 「投資とは人生そのものだ」の意見に納得できない人
スポンサーリンク

「どう稼ぐか?」より「どう使うか?」

友人とお金の話をしていると良くこのような話になります。

お金を稼ぐにはどんな業種が良いだろうか?
転職した方が給与アップするかなぁ?
お金を貯めるにはどんな節約術が有効なんだろう?
少しでも無駄を省きたいなぁ。
お金を増やすにはどの金融商品なんだろうか?
最近は仮想通貨が話題みたいだけど、どうなんだろうか?

皆、お金が大好きなので「どう稼ぐ?」「どう貯める?」「どう増やす?」にばかり執着しています。

だけど、それ以上に大切なのは「どう使うか?」です。

ちなみに、節約術も広い意味では「どう使うか?」かもしれませんが、ここでは「何にお金をかけるか?」について考えたいと思います。

お金儲けなんて実は簡単

そもそも「どう使うか?」と比べると「どう稼ぐか?」なんて、とても簡単な話です。

お金を稼ぎたければ自分の専門分野でしっかりと実力を付けていけば、やり方を極端に間違わない限り、少しずつかもしれませんが、お金は後からついてきます。

一方、「どう使うか?」は少し難しいです。

例えば、僕はITの専門家ですが、最新の家電製品については「ほとんど素人レベルの知識」しか持っていません。

そんな中「洗濯機を買いたい」「空気清浄機を買いたい」と思ったとします。

すると、まず僕は「ほとんど素人レベルの知識」しか持っていないにも関わらず、いろいろなことを考えなければいけません。

 

どの家電製品が一番良いだろうかぁ?
どこで買うのが安いかなぁ?
今すぐ購入する方が良いのか?新製品が出るのを待った方が良いのか?
どこに最適な情報があるんだろう?
誰なら丁寧に教えてくれるかなぁ?

しかもこれらの問題を限られた時間内で解決必要があります。

たった5万円の洗濯機の調査に10時間も20時間も掛ける訳にはいかないのです。

自分の専門分野の中で能力を向上させることは、日々の努力の積み重ねなので比較的簡単です。

ですが、「お金を使う」のは「ほとんど素人レベルの知識」しか持っていないにも関わらず、限られた時間内で結論を出すことが要求されます。

とても難しい問題なのです。

3種類の支出の違い

お金の使い方は主に次のの3種類に分類されます。

  • 買ったもの < 払った金額 = 浪費
  • 買ったもの = 払った金額 = 消費
  • 買ったもの > 払った金額 = 投資

つまり、支払ったお金よりも得られた効果の方が少なければ浪費ですし、支払ったお金よりも得られた効果の方が多ければ投資だと言えます。

それぞれの支出についてもう少し具体的に洗い出してみます。

  • 浪費
    • 終電を乗り過ごしてしまった時のタクシー代
    • 生産性の無い愚痴ばかりの会社の飲み会
    • 無計画な衝動買い
  • 消費
    • 仕事で必要になるスーツやカバン、筆記用具などの美品
    • 毎日元気良く生活するための飲食費
  • 投資
    • 高い利回りが見込める金融商品を購入する(資産形成)
    • 英語力を身に着けて仕事に役立てる(自己投資)

ただし、これらのことを見極める上で注意しなければいけないことは「個人の考え方によって解釈がぶれてしまうこと」です。

浪費を投資と思ってはいけない

例えば「終電を乗り過ごしてしまった時のタクシー代」はほぼ間違いなく浪費です。

もし「終電を乗り過ごす程に話が盛り上がり、その結果、面白いビジネスに繋がる兆しがあった」とかであれば、そのタクシー代も無駄では無いのかもしれませんが。大抵、そんなことはありません。

そんな時間になるまで酔っ払い同士が話し込んでも良いアウトプットなんて出るはずがありません。

浪費を美談にすり替えて「良い経験だった」と思い込むのは問題外です。

同じ過ちを繰り返さないように反省するだけです。

「投資しているふり」は辞めよう

それとは逆に、本人は投資だと思い込んでいるけど、実は自己満足なだけだというケースも良くあります。

代表的なものの一つに「英語の勉強」や「資格の取得」などがあります。

英語の勉強や資格の取得には膨大な「学習コスト」が掛かります。

膨大な学習コスト(時間、お金、労力)を掛けた結果、その人の年収は何万円上がるのでしょうか?

結果が伴うのは来年でしょうか?再来年でしょうか?

そもそも、本当にその人に求められている自己投資は「英語の勉強」や「資格の取得」だったのでしょうか?

「会社から資格手当が出るから」という不純な動機はともかくとして…

何かを勉強する時は「学習コスト」と「学習コストを回収できる見込み」を「時間軸」を定めて見極めるべきです。

「浪費」だと思っていたコストが、結果的に「投資」になっているケースも少なからず存在するかもしれませんが、ですが、それ以上に「投資」だと思って取り組んできたのに、結果的にはただの「浪費」になっているケースの方が圧倒的に多いことは、ちゃんと理解しておきたいポイントです。

「過剰な投資」は「無駄な投資」

良く「知っておいて損は無い」という言葉を耳にします。

僕はこの言葉が余り好きではありません。

例えばIT業界や医療業界のようにとても広い範囲の知識量が問われます。

自分がその業界で第一人者として頑張っていくためには「知っておいて損は無い知識」は積極的に身に付けるべきです。

ですが、世の中のありとあらゆる「知っておいて損は無い『程度』の知識」を身に付けるには、時間がいくらあっても足りません。いつ役に立つかも分からないような「知っておいて損は無い『程度』の知識」であっても、そこには必ず「学習コスト」が掛かります。

人生は取捨選択の連続なのです。

もし、自己投資をするのであれば「本当に役立つ投資」だけを適切に判断して取り組まないと、投資のつもりだったのに、ただのノウハウコレクターになってしまいます。

完全に浪費になってしまうのです。

「人脈作り」はシビアな投資

最近は「人脈ブーム」です。

「人脈作り」という言葉が好きな人も増えてきました。

胡散臭い言葉ですよね。

何も提供しないのに、何かを求めてばかりいる「くれくれ君マインド」の人に限って「人脈」とか「感謝」と言う言葉を連呼しているようにも思えます。

まず「人脈作り」とは何なんでしょうか?

少なくとも、持っている名刺の数やFacebookの友達の数で競うものではありません。

僕の理解では「お互いの専門分野を武器に双方に助け合える、応援し会える仲間」だと思います。

つまり「自分の武器」を軍資金として投資することで「相手の武器」を使わせてもらえる関係性です。

人脈への投資が成功すると、その効果は絶大です。

下手な「自己学習(自己投資)」や「金融商品(資産形成)」よりも何倍、何十倍もの効果を発揮します。

ただし人脈作りはとてもシビアです。このような失敗は付き物です。

  • 「自分の武器」が相手に受け入れられず信頼関係を気付けなかった
    • 必要とされなかった
    • 想いが届かなかった
  • 「素晴らしい武器」を持っている相手と思っていたがそうでは無かった
    •  実は無能な人間だった
    • 何かの勧誘目的で近づいてきていた
  • 優れたもの同士であったにも関わらず、人間的な相性がマッチしなかった

つまり「人を見る目」も必要ですし、それ以上に「自分の武器」を日々、磨き上げることが大切です。

人脈作りは大きく3つの能力が必要だと思います。あくまで僕の個人的な考え方です。

  • 提供できる武器、実力、価値、専門性、希少価値、ブランド、影響力
    • 自分に価値が無ければ誰も寄って来ない
    • 相手のレベルが高ければ自分もそれに見合う武器が必要
    • 何も無ければ金で解決もできるが、長続きはしない
  • 相手と信頼関係を結ぶコミュニケーション能力
    • 相手の懐に潜り込む行動力、勇気、センス
    • この人となら仲良くなりたいと思わせる話術
    • 相手を応援する気持ち、思いやり、
  • 双方にとって適切な対価を見極める能力
    • 相手に適切な対価(見返り)を提供できているか
    • 求めてばかりの「くれくれ君マインド」になっていないか

「投資」は生きていく上でやってもやらなくても良いことです。

同じように「人脈作り」もやってもやらなくても良いことです。

ですが、高いレベルで人脈を構築することができれば、沢山の無駄なコストを省けます。

  • 専門外の分野の学習コスト
    • わざわざ自分で学習しなくても教えてくれる、解決してくれる
  • 自分がやる必要の無い作業に対する労働コスト
    • 自分の専門外のことは、その未知の専門家に任せる
    • 自分は自分の専門分野に専念する

また、自分の実力では実現できないことでも諦めずに挑戦できるようになりますし、自分だけでは難しい依頼や相談があった場合でも、知り合いに専門家がいれば紹介してあげることもできます。

そして人脈構築以上に大切なことは「負の人脈」を断ち切ることです。

  • 自分の足を引っ張る人、夢を妨げる人
  • 生産性の無い愚痴ばかりで成長が見込めない人
  • 適正な対価交換を見込めない「くれくれ君マインド」の人

勿論、人間なので、家族や友達のように損得勘定や採算度外視で繋がりたい「大切な存在」「掛け替えの無い存在」は大切ですが、そうでは無く、自分に対して不利益をもたらすだけの人脈も適切に整理しなければいけません。

このような人に費やする時間があるのであれば、他にもっと有効な時間の使い方があるはずです。

無駄な人間関係、人付き合いは最大の「時間の浪費」です。

使途不明「時間」を認識しよう

ファイナンシャルプランナーが家計の支出を見直す際、必ずこのように言います。

使途不明金を洗い出し無駄な支出を減らしましょう。

確かに使途不明金を洗い出すことは無駄遣いの削減に繋がります。

最初の一歩としては有効です。

ですが「お金の浪費」と同じくらい「時間の浪費」も良くない習慣です。

お金の無駄遣いには皆とても敏感ですが、時間の無駄遣いには違和感を感じていない人が多過ぎます。

時は金なりです。

むしろ時間の方が大切かもしれません。

もし、自分が何にどれくらい時間を掛けているのか把握できない場合は、最初は大変かもしれませんが、自分の生活習慣を見直すためにも、ただ何となく過ごしている「使途不明時間」を把握することから始めましょう。

対して見たくもないバラエティ番組を何時間も見ているのは「時間の浪費」です。

「時間の浪費」は中々数字として見えづらい分「お金の浪費」よりも断然タチが悪いです。

スポンサーリンク

投資とは人生そのもの

冒頭でもお伝えしましたが、僕は投資とは人生そのものだと考えています。

金融商品を購入したり、英語の勉強をすることだけが投資ではありません。

  • 自己投資
    • 新しい分野の専門知識を身に着け給与アップを目指す
    • ブログやYouTubeで情報発信し、広告収入を得る
    • 良質な情報を取得し、適切な(有利な)選択肢を増やす
      • 本を読む、有料noteを購入する
    • フリーランスになる、起業する、新しいサービスを作る
  •  お金の投資、節約術
    • スマートフォンをSIMフリーに変えてみる
    • ふるさと納税に挑戦する
    • NISAやiDeCoに挑戦する
  • 商品購入による投資
    • 念願のマイホームを購入する
    • 家族旅行のために車を購入する
  • リスク対策としての投資
    • 家族のために生命保険に加入する
    • 老後の経済的不安を解消するために結婚し子供を生む
  •  健康への投資
    • 歩くこと、運動すること、筋トレすること
    • 栄養を考えた食べ物を食べること
    • 定期的な健康診断、予防歯科
  • 教育への投資、人材投資
    • 若手の戦力化、組織が強くなる
    • 教えることによって自分の専門性が向上する
  • 人間関係の投資
    • 大切な人にプレゼントする、少し贅沢な食事をご馳走する
    • 困っている人に手を差し伸べる
      • 自分が困った時も助けてくれる、恩を売る
    • SNSで発信力を高め、自分の影響力を高める
    • 良質な人脈を構築する、心強い仲間を作る
  • 時間の投資
    • 時間が掛かる業務を効率化するためのシステム開発
      • 最小は非効率だけど長期的には初期投資分を回収できる
    • ショートカットキーを覚えて事務作業を効率化する
      • 一度覚えたら一生使える費用対効果抜群の投資
    • タクシーに乗る、職場の近くに済む
      • 移動時間を削減し「有効な投資」に時間を掛ける
    • 高性能なパソコンや家電製品に買い換える
  • 経験への投資
    • 高級なサービスを受けて感性を高める、発想力を鍛える
    • 普段の自分では選ばないものをあえて選択し、気付きを得る
    • 普段、自分からは話しかけない人に話しかけてみる
    • 新しいサービスを利用する
      • キャッシュレスアプリ、カーシェアリング、メルカリ
      • Audible、Kindle Unlimited、Amazonプライム
    • 何度も「失敗」をすることで「成功」できる可能性を高める

このように僕からすると「投資とは人生そのもの」です。

大袈裟に聞こえるかも知れませんが、「株式投資」や「不動産投資」や「仮想通貨」をする人だけが「投資家」ではありません。

人として生きている以上、全ての判断が投資判断です。

全員、投資家です。

少なくとも、数年後に数百万単位で変動するようなマイホームの購入なんて、本人の考え方に関わらず、十分立派な投資活動です。

「浪費」を少しだけ「投資」に回す

「浪費」を少しだけ「投資」に回す事が出来れば、人生は必ず良くなります。

お金が増えることも当然ですが、時間も増えるはずですし、選択肢も増えます。

選択肢が増えれば、時間も増えるし、勿論、お金も増えてきます。

つまり無限ループです。

そもそも投資にリスクなんて無いのです。

最初はある程度、気持ちをコントロールして「浪費」を「投資」に回す意識が大切ですが、その考え方を定着し続けていくと、だんだんと無意識に無駄遣いを減らしていくことができます。

一度、考え方が定着すれば、それが習慣化していきます。

きっと人生は加速度的に良くなると思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました