去年の後半から今年に掛けて、参加コミュニティのメーリングリストにて姫路の不動産賃貸管理会社と音信不通になっているとの連絡(情報共有)がありました。
その後、全国賃貸情報新聞でも情報が公開されています。
借り上げ賃料未払いのまま音信不通
具体的には、去年末、アパマンショップ加盟店の日本住宅サービスが集金家賃を未送金のまま店舗を閉鎖していて、代表者も消息不明とのこと。管理戸数は4,500件程と推測されているので、影響範囲もかなり大きいです。
アパマンショップ側も現地にスタッフを派遣し相談対策事務所を開設して対応していますが、
失踪前には入居者に振込先を変更させることで入居者からと家賃集金業者からとの家賃の二重取りもしていたとのことで、その悪質さも指摘されています。
以前から経営が悪化していたそうですが、特に一括借り上げ(サブリース)物件にて多数の解約が重なり、入居者から得る家賃以上に家主に支払う家賃の方が多い逆ザヤ状態で赤字続きだったのかもしれません。
夏頃からは一部の大家に対しての送金も遅れていたそうです。
そもそも一括借上げ制度は管理会社が空室時のリスクを背負う訳ですが、今回はそのつけがそれ以外のところ(入居者や大家)に回っています。
勿論、今回の件は100%仲介会社が悪い訳ですが、一括借上げを過剰に信頼し過ぎないことも大切かもしれません。
何を信用すれば良いのか…
一方、「ブランドを信用し過ぎるな」とは言えません。
アパマンショップの加盟店だったら安心しますよね。
ただポイントとしては消息不明になる数ヵ月前には送金が遅れたり悪い噂が流れたりと、それなりの前兆があったことです。
そのため、大家同士の横の繋がりで速やかに情報を察知し契約解消など迅速に対応できた方もいるようです。
賃貸管理会社の経営状況は噂レベルでも把握できていれば少しは選択肢は増えるはずです。
勿論、現実問題として「悪い噂⇒即解約」とはいかないですが、逆に良い噂(評判)も同じように流れるはずなのでアンテナの張り方次第で対応できることもあるはずです。
とは言いつつも自分も中々できていないのが現実です。
やっぱり今回は他人事では無いと改めて思いました。
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