物件を購入する前にその地域について事前調査したいと思うことは多いと思いますが、WikipediaやGoogleMAPのようなメジャーなツールを利用してインターネットによる現状把握が可能です。
意外と簡単な方法なので高度なインターネットの知識のない初心者でも十分に試してみることができますよ。
GoogleMAPによる周辺環境の調査
GoogleMAPではまず検討中の物件の場所を確認します。これは一般的な地図検索ですね。
そしてその後、周辺環境を調査することができます。
例えば不動産の仲介会社だったりコンビニ、スーパーのように日常生活を送る上で必ず必要な施設が確認できます。
このように地図上で見てみると「駅から徒歩5分」とか「コンビニまで500m」のように文字で示された内容よりも、より生活習慣を意識して情報を感じ取れると思います。
Wikipediaによる情報収集も効果あり
少し意外なのはWikipediaです。
こちらも有名なサイトですが、とても有力な情報が記載されています。
例えば、僕が物件を所有する大阪北区の内容を抜粋すると…
区の中心部は全国有数の規模を持つ繁華街「梅田」で、デパートや商業施設、超高層ビル群などが立ち並ぶ他、梅田から中之島に掛けて日本屈指のビジネス街となっている。また企業の本社・関西支社などの拠点や放送局、新聞社などのマスメディアも数多く立地し、多くの鉄道の終着・始発駅が集中する他、中之島には大阪市役所や日本銀行大阪支店もあるなど、重要な施設が集中しているのも北区の特徴である。
1990年代以降は茶屋町・西梅田地区の再開発で高層ビルが相次いで完成し、2000年代は大阪駅周辺が、2010年代は梅田貨物駅になっている北梅田地区(通称”うめきた”、地名は大深町)でも大規模な再開発が行われている。この様に都会的な面がある一方で、大川沿いの区東部には商店街としては長さ日本一である「天神橋筋商店街」があり、長柄・本庄・中崎町など路地には長屋や町屋が密集していたり、都市再生機構の大規模住宅団地 淀川リバーサイドタウン『さざなみプラザ』があるなど下町的な情緒も残っている。
ここで引用したのは冒頭の一部ですが、このようにその地域ごとにキーワードとなりそうな情報がたくさん出て来ます。
またそれ以外にもWikipediaではこの地域に本社を構える企業や人口推移なども確認できます。もし周辺に大きな会社や大学などがあれば安定した需要が期待できますよね。
「見える!賃貸経営」でより詳細な情報収集が可能
最後は王道ですがHOME’S不動産の「見える!賃貸経営」です。
こちらはサイト名の通り不動産投資を応援するサイトです。
不動産投資に必要となるさまざまな参考情報を見ることができますトップページでは以下のような情報が観れます。
- 全国の空室率
- 全国の想定利回り
- 全国の家賃相場
また地域を選択すると地域ごとの空室率、想定利回り、家賃相場の他にさらに細かい情報を見ることができます。
- その地域の投資物件情報
- 賃貸入居者の希望する間取りや家賃
- 賃貸入居者の希望する住戸の広さや築年数
- 賃貸入居者の希望する駅徒歩
- その地域の家賃相場
- その地域の敷金、礼金、管理費の相場
この他にも価格動向や現在の人口数(世帯数)なども確認できてとてもオススメです。
自分の知識とのギャップを見つけられる
投資用物件を購入する前にはなるべきその物件の周辺を自分の足で歩いてイメージをつかむこことが大切だと言われます。
できれば駅から物件までの往復を実際に試してみたりしますし、また同じ道でもお昼と夜とでで随分と雰囲気が変わったり人通りや治安なども違うためできるだけ足を運んで情報を収集することが良いとされています。
ただそれでも実際に自分が感じた肌感覚と事実として統計された数字が違うなんてことも結構あります。自分が気に入ったエリアであればどうしても先入観が先行してしまうからかもしれません。
「この地域は人口が多いから期待できるな」と考えていても実際には減少傾向であることもあれば、たまたま人通りが少なかった地域が人口が増加傾向だったりするかもしれません。
実際にその地域に自分で足を運んで調査することは勿論大切ですが、このような王道サイトでもかなり沢山の情報を入手することで歩いみるだけでは分からない新しい事実がつかめますし、こんなに充実した情報がインターネットで無料で見れるのはとてもお得だと思います。
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