人口減少以上の脅威?住宅費は削減される方向に向かうかもしれない!

皆さんは将来の生活や老後資金に不安を感じる事はありませんか?最近ではこのようなネガティブな問い掛けがちょっとしたブーム(?)となっています。それだけ不安を感じる人が多いんですね。

日本人の抱える長生きのリスク

日本は環境の良さや医療の発達などにより世界でもトップクラスの長寿の国ですよね。

今年発表された平均寿命も男性が80.50歳、女性が86.83歳と定年後も15年~20年程は生き続ける事になります。
余談ですが、平均年齢とは「その年に生まれた子供(赤ん坊)が何歳まで生きるか」を意味するため、実際に僕たちは平均年齢以上に長生きする可能性が高く、「一体、自分は何歳まで生きられるのか?」を調べるためには、それぞれ世代ごとの平均余命を確認する必要があります。

日本人の抱える長生きのリスク。。。
日本は医療が発達し、環境面も良い事から長寿の国と言われます。長生きは喜ばしい事ですが、経済的なゆとりが無いと金銭的に厳しくなってしまいます。...

それでは老後資金をどう準備したら良いか…それでは老後資金をどう準備したら良いか…対策は個人ごとに変わるかと思いますが、考えれば考える程暗くなってしまいそうです。

例えば年金の受給についてもさまざまな意見がありますが、そのほとんどがネガティブです…簡単に言うと少子高齢化により年金を支払う側の現役世代の割合より、受け取る側の高齢者の割合の方が年を重ねるごとに年々大きくなっているからです。現在、老齢年金の受給開始年齢は65歳ですが、今後、間違いなく上がっていくんでしょうね。。。

またインフレが進む事による現金価値の低下も指摘される事が増えてきました。
今と50年前とを比較しても実際に値段が2倍~3倍に上がっているような生活必需品もあります。そう考えると、今後も長い時間を掛けてさらにインフレが続くのであれば物価上昇の分だけ現金価値が下がります。
単純計算ですが、モノの価値が2倍になれば今の10,000円では5,000円分の買い物しか出来ません。言うまでもなくお金の価値が半分になってしまう訳です。
物価が2倍になるのであれば資産(の価値)も2倍になって貰わないと困る訳で、そのような資産運用が求められていくかもしれません。

そして何より平均年収も下がり続けていますよね。高所得層はともかくとして、賃貸住宅のターゲット(入居者)の中心となりうる中間所得層のお給料も伸び悩んでいますし、個人的には今後も会社員としての給料アップには大きな期待は出来ないと思います。僕もほとんど上がっていませんよ(涙)。。入社前のイメージとは随分かけ離れてしまっていますね。
さらに最近では定年までずっと同じ会社で働き続ける人の方が少ないです。これからのように転職や起業(自営業を含む)が当たり前の時代では勤続年数が短くなるため満足に退職金を貰う事ができないです。もし住宅ローン返済の多くを退職金に期待しているのであれば少し危険かも…と言う方が増えてきます。そう考えると退職金制度も余り当てにし過ぎてはいけないんですね。。。

老後資金は計画的に準備しましょう…とは言うものの…

そう考えると、若いうちから定期預金だけでは無く、しっかりとした資産運用が大切になります…無駄遣いはせずに節約を意識したとにかく保守的な考えになってしまいます。現役時代から老後の資産形成を計画するのはネガティブかもしれませんが、避けて通れません。

ただ…いろいろ考えてみますが、僕の結論としてはやはり「どう考えてもお金が足りない!」に辿り着いてしまいます。

平均以上に長生きする場合、ゆとりある老後には1億円近くの準備が必要なので、年金だけでは正直厳しい。先の見えない時代、長期の住宅ローンの支払いを考えると精神面でもかなり辛いですよね。
勿論、頑張ってマイホームを購入し、将来、ある程度の需要があれば、状況に応じて売却はできますが、そもそも返済期間中が大変ですよね。

本当に住宅費は妥協できないのか?

これまでのお金への考え方は家賃や住宅ローンはそれぞれの地域内での相場を維持し、それ以外でどう節約するか?日々の生活費をだれだけ削減できるかがポイントだったと思います。
そして次に削減を目指すのは固定費になります。パソコンやスマートフォンの通信費などは真っ先に検討材料となる固定費ですよね。さらに固定費の削減を考えると「今まで当たり前のように支払っていた家賃にメスを入れなざる得ない」との考えに辿り着きます。
ですが、この考えの先に導き出されるのは「やっぱり少し厳しい…」と言う結論かもしれません。それも一般の正社員として働いている方でさえです。

「それでは結局、ケチるだけか!」と言われそうですが、住宅と一言に括っても「必需品」の部分と「贅沢品」の部分を切り分けて考えると、確かに今の住宅は贅沢品満載です。ミストサウナや食器洗い乾燥機が標準搭載な訳ですもんね。昔はこんなの無くても当たり前だったのにみんな贅沢になったんです。ちなみに個人的には食器洗い乾燥機とかはかなり羨ましいです。

ですが最近では本当に低価格で住宅が建てられます。広い間取りや高品質の設備は備わっていませんが、少しずつです「住宅にお金をかけない生活」に注目が集まっています。
例えば、かなり小さな家や小屋などをオシャレにして人が住めるようなモノが数百万円単位で実際に出てきていたりします。それも知名度のある大手の不動産会社なども参入しています。なんと海外では10,000円を切り、建築期間も1日と言う衝撃的な物件もあります。そもそも自分で家を作るような取組みもあるそうです。

このような背景にあるのは地震などの災害時に一時的に利用する仮設住宅のような考え方にもとづいているそうです。

「10,000万円の家に住もう!」はさすがにかなり極端ですが、ただ僕たちが知っている常識の半分程で建てれるような工夫がいろんなところで実際に起こっています。少し調べれば意外と情報が出てきますよ!

正直、現時点では「さすがに狭過ぎる…」とか「小屋に住むなんて!」と安いとは言え、違和感を持つ方も多いと思いますし、僕もすぐにこのような住宅を利用したいと即答できる訳ではありません。そりゃ僕だって立派なタワーマンションとかに憧れたりしますよ!

各種保険も値上がりが続く

耐久性やセキュリティなど現段階では突っ込みどころは沢山ありますし、法律(建築基準法など)や環境面など、考慮しないといけない課題は山積みです。当然、住宅で大切なのは品質面であり、その中でも最も重要なものは耐久性のはずなので、「安いから地震がきたら危険です」では問題外です。

ただ、立派な住宅を購入した場合も維持費は年々増えていきます。中でも各種保険料は今後も値上げ傾向です。これだけ異常気象が続くのだから当然ですよね。ニュースを見ていても地震に台風に大雨にと建築物を襲うリスクは年々激しくなっています。
そう考えると保険料の負担は大きいし、マイホームを持っても心配だと考えられます。また仮に保険金がもらえたとしてもその保険金で同じ水準の住宅を立て直せるかどうかは分かりません。例えば地震保険に関しては仮に全壊しても火災保険受取額の半分程ですしね。

賃貸経営者への影響も出てくる

少し極端な考え方かもしれませんが、それでも今後必ず格安住宅のニーズは高まります。35年間、家賃を返す事を第一とした働き方に疑問を指摘する意見は増えていますし「住宅費(賃貸費)を支払うために仕事をする」と言う価値観が変わりつつあります。

近い将来、従来の「賃貸派VS購入派」に割って入るような住宅(広い意味では購入派になるが)も出てくるはずです。勿論、すぐにそんな事が起こるとは思っていませんが、20年後や30年後はどうなっているのか予想がつきませんよね。
東京や大阪の中心部などではこの価格の住宅は少し難しい(そもそも土地代でアウト)ですが、ある程度の都会でも1,000万円~2,000万円程でも素敵な家が建てられるような時代が必ず来ると思います。
そうなると従来の入居者層が購入派に回り、需要減少による空室増加や家賃相場の下落が心配されます。もしこのようないわゆるスモールハウスが流行ってしまったら不動産オーナーにとっては少子化による人口減少以上の脅威になる気がします。そうなれば物件の価値以外のサービス的な付加価値による差別化がより重要になりますね。

https://go1101.com/blog-entry-156.html
格安での建築技術が高まる事は個人レベルではワクワクしますが、経営者目線では脅威意外の何者でも無いですよね、本当に(汗)。。複雑な気持ちではあるものの取組としてはとても期待したい注目の分野だと思います。


この記事は2015年9月13日に楽待不動産投資新聞に投稿された記事を転載させていただきました。
人口減少以上の脅威?住宅費は削減される方向に向かうかもしれない!
~安心した老後生活を過ごすための多様な家の選び方~

http://www.rakumachi.jp/news/archives/111193

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