返済額に占める利息額は4割?借入当初は元金が全然減りません…

融資戦略
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オリックス銀行から最初の返済予定表が届きました。

貸出金額および金利については概要は以下の通りです。

  • 当初貸出金額…9,600,000円
  • 年利率…1.975%
  • 借入期間…25年

一昨年、融資頂いたジャックスよりも0.3%~0.4%程低めです。

返済計画の概要
項目概要
当初貸出金額9,600,000円
年利率1.975%
借入期間25年
貸出開始日2015年3月
返済終了日(予)2040年10月
元金残階数298回

オリックス銀行の融資の適応金利は2パターンあり、どちらかを選ぶ事になります。

短期プライムレートとは期間1年未満の貸付に適応する最優遇貸出金利、一方、長期プライムレートは期間1年以上の貸付に適応する最優遇貸出金利です。

短期 プライムレートはある程度一定の金利を推移するのに対して、長期プライムレートは比較的、金利の変動にバラつきがあります。

現時点(今年3月時点)での金利では長期プライムレートの方が少し安かったのですが、上乗せ金利分の0.700%が大きかったので、あえて短期プライムレートを選択しました。

上乗せ金利とは借主側の信用リスクの大きさに応じて変動する金利です。

短期プライムレート(1.675%)基準の計算方法は以下の通りです。

  • 1.675%+0.300%=1.975

一方、長期プライムレート(1.150%)基準の計算方法は以下の通りです。

  • 1.150%+0.700%=1.850%

その結果、先半年分の返済計画は40,573円に決まりました。

その内、利息の占める割合は約40%です。個人的にはとても大きな負担だと思います。

元利均等返済の場合、借入当初は返済額に占める利息の割合が高く、返済を続けていく(元金を減らす)事で徐々に利息の割合が減っていくイメージです。

ジャックスの金利内訳を解説!保証金負担と金利設定の基準について
投資用物件の購入時に融資を受ける際、金利はとても大きな負担になります。ここでは金利設定の判断基準と利息や保証料により、どれだけ返済総額が大きくなってしまうか解説します。
返済計画(2015年3月~2015年8月)
返済日返済額現金利息総残高
7月4057324855157189525558
8月4057324896156779500662
9月4057324937156369475725
10月4057324978155959450747
11月4057325019155549425728
12月4057325060155139400668

2%以下の金利なのに、返済期間を25年にする事で、月々の返済額に占める利息の割合は約40%になってしまいます。

仮に返済期間を15年にする事が出来れば、借入当初の返済額に占める利息の割合は25%程に、さらに返済期間を10年に出来れば20%程になります。

勿論、返済期間を短くすると月々の返済額が多くなってしまうので、慎重に考えなければいけないですけどね。

そう考えると、やはり有効なのは繰り上げ返済です。

オリックス銀行では繰り上げ返済に伴う事務手数料が発生します。基本的な考え方は借入日からの経過期間によって返済額に対する適用料率が変わる感じです。

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繰上返済解約金
借入日からの経過期間繰上返済元本金額に対する適用料率
~1年以内2.00%
1年超~3年以内1.50%
3年超~5年以内1.00%
5年超~0.50%

一見、借入後すぐに繰上返済をすると適用料率が高いため損のような気もしますが、大切なのは返済総額ですよね。先ほども触れましたが、元利均等返済は元金(総残高)が少なければ少ない程、支払う金利の割合も減ります。

つまり金利繰上返済は早ければ早い方が絶対に良い訳なので、もし資金に余裕があれば、適用料率なんて気にしないでどんどん前倒しで返済するべきです。

改めて金利の負担の重さを感じました。

残り298回、頑張って返済します。

プロフィール

楽待新聞&不動産投資Libraryのコラムニストをしています。
普段、不動産投資家として考えていることや体験談などを掲載しています。
これから不動産投資を始めたい方や、賃貸経営初心者の方に対して、分かりやすい内容を心掛けています。

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