来年、平成27年1月1日より相続税の改正が行われます。
今までは相続を受けた場合、課税の対象となる方は全体の4%程でしたが、来年の改正以降、課税対象者は8%程まで増える見込みです。
今まで相続に無関係だった方が課税対象となる(可能性がある)ため、相談者の急増が予想されています。

そのような事態に備えるため、今、相続診断士のの需要が高まっています。
相続診断士とは相続診断士協会の実施する認定資格です。
今後、相談者が増加し続ける中、税理士以外の有識者を増やし、少しでも円滑な対応を行うことで、相続に関するトラブルを最小限に抑えることが求めらています。
実際、相続関連の相談・トラブルは年々増加していて、現在では年間18万件と10年前の2倍になっています。
さらに法改正により課税対象者が増えることで、今まで「自分は関係ない」と考えていた方からのトラブルが特に懸念されています。
逆に資産水準が極端に高い方たちは、相続について常日頃から意識(準備)しているため特に問題にはなりにくいそうです。羨ましい。。。
相続診断士試験の難易度としては、あまり高くはないそうです。
範囲としては「相続税」および「贈与税」や「相続財産の評価額」、「事業継承」などなど。
FPなどの相続関連の知識があれば、ある程度対応できる問題が多いです。
ただ、合格基準が70%と高めなので油断してると危険です。
そして何より受験料が37,800円(税込)と割高な気がします…さらに2年に1回の更新にも更新料が16,200円(税込)掛かるとのこと。。。
主に不動産業者や生命保険会社の方が取得するそうですが、実際にこの資格(の知識)を使ってバリバリ契約をすると言うより、あくまでちょっとした話のネタとして取得される場合もあるそうです。
富裕層の方からすれば少し興味深いですもんね。
僕も是非話のネタに…と思いましたが、受験料と更新料を聞いて撃沈です。
素人が趣味で取得するにはちょっと出費が多き過ぎます(涙)
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