不動産投資と時代の移り変わりについて

ここ20年程で不動産投資に関する考え方が少しずつ変わってきています。
1980年代後半頃から1990年にかけてはバブル経済により物件価格が高額になって行きました。
「半年後、この物件はいくらになりますか?」と言うのが当時の購入検討者の口癖だったそうです(笑)
実際に着工中に物件を購入し、完成する頃に売却したら2倍近くの金額になるケースもあったそうです。インカムゲイン(運用益)に頼らなくてもキャピタルゲイン(売買益)でやっていけるなんて今では考えられないですよね。

物件購入者からすれば賃借人がいなくても構わない訳でとにかく無駄を省いた(品質を落とした)物件が多かったそうです。バブル崩壊後、キャピタルゲインを狙った転売目的のマンション投資は成り立たなくなりました。

次第に地価や建築費が下がる事で都心の好立地でも土地を取得出来るようになり値段が下がった分、品質も改善されてきたことで、住むことの重要性や安定した家賃収入が求められるようになりました。

その後、海外資本が日本の不動産へ進出してきて 販売方法も分譲から一棟へと移り変わりました。その結果、容積率の高い (棟内により沢山の戸数を持つ) マンションに需要が集まり大量供給時代となり、その代償として耐震偽装問題など品質を満たさない物件も生まれ、投資家・入居者共にリスクを負う事になりました。

そして現在では年金不安社会保証制度の脆さに対する将来の不安を見据え、比較的広い購入層が不動産投資を見込んでいる事もあり、再び購入費を押さえられる分譲の物件が流行っています。一昔前の耐震偽装事件の影響もあり品質に対する世間の目が厳しくなっている事もあり、とても高品質なマンションが増えてきています。本当に自分がすみたくなる程の充実した物件が沢山あります。

時代の移り変わりと共に不動産投資を振り返ってみれば、バブル期程に華やかな市場では無いかもしれませんが、過去の反省を元に少しずつ成長を遂げている市場です。良く「ミドルリスク・ミドルリターン」と言われますが、金利が低い事もあり「今が一番安心して手堅く資産運用を進められる時代なのでは?」と思う事もあります。

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