会社四季報や新聞が読めなくても株式投資で儲けられる仕組みとは?

株式投資の基本的な考え方は、安い時に買って高い時に売ることで得られる売買益を獲得することです。そしてもう一つ大切なポイントがあります。それは株式投資で勝ち(儲け)や負け(損失)が確定するのは売却時です。売却しなければまた株価が上がることも期待できます。勿論、もう二度と上がらない(期待できない)ような株もありますが、売却さえしなければそれは負けではありません。

僕は株式投資家では無いので、専門的なことはほとんど分かりません。ファンダメンタルズ分析どころか、テクニカル分析(チャート分析)もできません。ただ先日、投資家の友人から聞いた株式投資やFXの売買に対する考え方がとても衝撃だったので少しだけ纏めてみました。細かいテクニカルな話はここではしません。っと言うよりできませんが、個人の備忘録も兼ねて振り返りたいと思います。

先ほどもお話した通り株式投資の醍醐味は「安値で買って高値で売る」ことで、その売買益を獲得することを目指します。言いかえれば売買益を得るためには購入時よりも株価が上がることが大前提です。株価が購入時よりも上がらなければ、いつまでたっても株を売却できません。正確には売却はできますが、株価が下がっていればその分損失を出してしまいます。当たり前のことですが、ただ僕達のような株式投資家では無い人間には、「安値で買って高値で売る」ことはとても難しいはずです。

一方、これらの逆の考え方として「空売り」(信用売り)と呼ばれる取引があります。
空売りとは実際には所有していない株式を売り、その株式の株価が下がったタイミングで買い戻すことです。なので売却時よりも購入時の方が株価が下がっていると、その分の差額を得られる訳ですね。「高値で売って安値で買い戻す」ので、株価が下がれば下がる程、儲かる訳です。

簡単に仕組みを説明すると

株価が上がると分かっているのであれば買い注文をすれば良いし、下がると分かっていれば売り注文をすれば良いだけです。ただ、僕のような素人はそれが分かりません。

それではどうすれば素人でも株式投資で収益を得ることができるか?
それは「買い注文」と「売り注文」の両方を同時して行い、なるべくリスクを軽減することです。株価が上がれば儲かる「買い注文」と株価が下がれば儲かる「売り注文」を平行して取り引きし、利益が確定しそうなタイミングで片方の取り引きを確定させるようなイメージです。
ちなみに同一銘柄で買いと売りのポジションを両方持っていることを「両建て」と呼ぶそうですが、それに近い考え方かもしれませんね。

少しだけ具体的な話をしてみます。

仮に最初の手元資金が100,000円として、ある銘柄の株式が上がりそうだと考えたとします。

100,000円分全てを使い買い注文をしたとすれば…1ヵ月後に1.2倍になっていれば120,000円で売却できるので20,000円の儲けになります。とても嬉しいですね。逆に80%の80,000万円になっていれば、20,000円の損失です。読みが外れてしまいました。

同じケースで買い注文と売り注文を分散したとします。今回は対象の銘柄の株価が上がると考えているため少しだけ買い注文の比率を高くしてみます。もし下がると思っているのであれば売り注文の比率を高くすれば良い訳ですね。

上と同じように最初の準備資金は100,000円なので、60,000円分の買い注文と40,000万円分の売り注文をした場合を考えてみます。1か月後に1.2倍になっていれば買い注文分は72,000万円になりますが、加えて売り注文の40,000円分は10,000円につき2,000円下がってしまい32,000円になってしまいます。これらを合わせると104,000円になっているのでわずかですが勝っています。

逆に下がってしまった場合を考えてみましょう。80%になった場合は60,000円分の買い注文は10,000円につき2,000円下がってしまっているので12,000円下がり48,000円になってしまっています。ただ40,000円分の売り注文は10,000円につき2,000円上がっているため48,000円になります。これらを合わせると96,000円になっているのでわずかに負けてしまっていますね。

「結局負けているじゃないか」と思われますよね。買いと売りを分散することで「ローリスク・ローリターン」なことをやっているだけじゃないかと…ただ、面白いのはここからです。

先ほどもお伝えしましたように、株式投資で勝ち負けが確定するのは売買時(買い注文の場合は売った時、売り注文の場合は買い戻した時)です。
なのでもし対象銘柄の株価が80%になってしまった場合、買い注文では負けていますが、売り注文では勝っています。そしてどちらも売買(確定)していない状態です。
ここで勝っている売り注文の一部だけを売却し儲けを確定しつつ、売り注文と買い注文の割合を整えます。
「今度こそ株価は上がるはずだ!」と思うのであれば買い注文の比率を大きくしても良いかもしれません。そうすることで次に株価が上がった時点で買い注文分を一部売却すれば儲けがでます。逆に「引き続き下がるかも」と思うのであれば一部だけを売却し儲けを確定し、買い注文は追加では行わず現状をキープするようなイメージでも良いでしょう。

大負けしないが大勝ちもできない

大切なのは買い注文と売り注文の比率を極端に偏らせないで、可能な限り分散させることです。そうすることで「株価が上がっても下がっても利益が出る」状態を作り上げ、「利益が出たら儲け分を確定させる」ことができます。買いと売りで片方が上手く行っているってことはもう片方が上手く行っていない訳なので、その時々に上手く行っている方だけ儲けを確定させて、上手く行っていない方はそのまま保留します。投資信託などで、項目ごと(株式・債権・REITなど)の運用結果に応じて投資配分比率を調整する仕組みとして、「リバランス」と言う言葉がありますが、それに近いイメージです。

分散投資と聞くと株式の銘柄を分散させることや資産そのもののポートフォリオ(株式・不動産・定期預金など)を分散させることを指しますが、同じ銘柄でも「買い」と「売り」を平行することで、非常に効果的なリスク分散を行うことができるため、大負けする可能性も限りなく低いです。一般的な株式取引では予想が外れればその分損失が大きくなりますが、「買い注文」と「売り注文」を分散することで予想が外れた場合でも影響は小さいです。勿論、予想が的中した場合のリターンも少なくなってしまいますけどね。

また、この方法のもう一つ利点がります。それはいつでも始められることです。通常、株式の購入は少しでも安値で購入し、少しでも高値で売却することが求められますが、このやり方であれば、株価が上下することが期待できるのであればいつでも始められこともポイントです。言いかえると乱高下が激しければその分儲けに繋がりやすいですが、全く売買が行われず株価が上下しないような(塩漬け)状態ではどうにもならないのでここだけは注意が必要です。

また、他にもいくつか考慮しなければいけない点があります。
一つは株式の売買には手数料が掛かることです。証券会社によって売買手数料は違いますし、一定額までであればほとんど手数料の掛からない場合もあるので、それ程大きな負担では無いかもしれませんが、立派なコストの一つです。さらに、売り注文を行った際の買い戻しは6ヵ月以内に返す必要があります。なので6ヵ月以内に株価が下がってくれない(一方的に上がり続ける)場合は注意が必要です。勿論、その場合は買い注文を行っていると思うので大きな問題にはならないはずですが。。。
※最近では返済期限なしの無期限信用取引もあるそうです。

株式投資の知識に長けた方からすれば基礎的なことかもしれませんし、「そもそも投資とは会社の未来を応援するための…」と考えられる方には違和感を持たれるかもしれませんが、僕からしたらとても衝撃的な方法でした。専門外ではありますが、これからも面白い資産運用方法があれば勉強していきたいと思いました。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告