全ての税理士が相続税のプロでは無い!

税理士が行う業務の中でも相続税に関する土地や不動産の評価額の算出は難しいです。現金や株式証券と異なり土地の評価方法はかなり複雑なので、税理士であれば誰でも大丈夫な訳ではありません。

税理士にも苦手分野はある

そもそも税理士の資格を保有する(税理士と名乗る)ためには相続税法や建築基準法などの項目は選択科目であったとしても必須条件では無いため、必ずしも全ての税理士が不動産経営や相続税の知識を十分に持っている訳では無いです。

また現在、日本での税理士登録者数が約7万人余りであるのに対して、年間の相続税申告者数は5万人程です。なので年間の相続申告者数よりも税理士の数の方が多いため、相続税の業務については未経験者の税理士がほとんどなんです。

勿論、僕達のような素人よりかは知識を持っているはずですが、税理士にも自分が専門とする得意分野と経験の乏しい苦手分野があります。医者でもエンジニアでもそうですよね。

言い換えると、相続税の申告なんて割合的には一部の大金持ちに限られるため、相続税対策としての業務自体がかなりレア(貴重?)な案件であるため、「どの税理士でもそれなりには対応してくれるはず」と考えるのは気持ちは分かりますが少し違います。
もし身近な友人や知り合いに税理士がいたとしても、その税理士が不動産や相続の分野を得意としていない場合は少し依頼料が高く掛かったとしても本当のプロに任せるべきです。
少額な確定申告などであれば知り合いの税理士に任せても良いかもしれませんが、「相続税」と言っている時点で数千万~数億円の案件になるため、そこをケチるのは逆に大損する可能性がある訳です。

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それではどんな税理士に依頼すれば良いか…

もし知り合いに税理士がいればその方に相続税を専門としている税理士を紹介して貰えば良いと思います。税理士以外でも会計士やファイナンシャルプランナーなど資産形成に精通した人脈を持っている人がいれば相談する価値はあります。特にファイナンシャルプランナーはさまざまな業種の専門家と協力する事で問題を解決する事が多いため横の繋がりは充実しているかもしれませんよ。
また、そうした人脈が無い場合は物件を購入した不動産業者に相談するのも良いと思います。不動産と税金は切っても切れない程密接に関わっているため販売会社の多くは提携している税理士事務所があったりします。その場合は同じような案件を何件も対応しているため実績的には申し分無いはずですね。

その他には相続税申告の対応実績を全面的に公表している税理士事務所も安心できます。相続税関係の業務は扱う金額が大きいため報酬も高いですが、経験不足な税理士も多いため積極的に「是非任せて下さい!」と営業してくるところは少ないはずです。(これは僕の個人的な考えですが…)

逆に得意としている税理士などは日頃から不動産セミナーなどで情報を発信している事も多く、大家と兼業で税理士をしている方もたまに見かけます。個人ブログなどで自分の知識や見解を示している場合もあるので能力や実績が判断できる分、安心感もありますよね。

買い物や飲食費の場合は店側が知り合いの場合、人間関係やさじ加減一つでいくらでもサービスできますし「友情価格」で提供してくれるかもしれません。ですが、土地の評価額を算出するような高度な専門知識が必要な場合は、人間関係以上にその税理士の知識や経験がモノを言います。

良くも悪くも仕事は集まるところに集まる訳です。発生頻度の少ないような案件によっては尚更、場数をこなしている税理士に頼む方が大切な資産を守るためにも安全かもしれませんよ。

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