どうしても気になる掘り出し物件は住宅診断士に診断依頼を

投資用物件、住居用物件に問わず購入対象の住宅が良い物件かの判断は難しいと思います。設備や間取り、立地などから良さそうな物件かどうかの判断は出来るかもしれませんが、それ以上に大切なのは悪い物件では無いかどうかです。

住宅診断士の役割

販売側も築古物件の場合は相応のデメリットや懸念点を伝えてくれる場合もありますが、築浅物件の場合は積極的に物件の弱点や欠陥を伝えてくれないかもしれません。内覧時にもし「おやっ?」と思うような事があってもしっかりとした知識が無ければ営業に言い包められるかもしれません…一概には言えませんが、営業はあくまで契約を結ぶ上で最低限伝えるべき情報のみに留まる事が多いです。

そんな時の不安を解消してけるのは住宅診断士(ホームインスペクター)です。住宅診断士とは住宅全体の状況をチェックし、欠陥や問題点を指摘してくれたり、必要に応じてメンテナンスすべき部分などを報告書ベースでまとめてくれる専門家です。

基本的には目視による調査であるため根本原因を突き止めると言うよりはあくまで不安要素を見抜くようなイメージですが、中立的な立場から修繕が必要となる時期や期間、必要となる費用などを踏まえ、投資判断をする上で総合的にアドバイスしてくれます。

主に中古物件に対して診断を依頼する事が多いですが、勿論、新築物件や建築前の物件でも有効、これから建築する場合は建築段階で立ち合いをお願いする事もできるそうです。欠陥と言えば少し悪質なイメージですが、どんな良質な物件でも老朽化による経年劣化などは付き物です。また、もし問題点を発見した際も、購入するしないの二者択一だけでは無く、もし許容できる範囲であれば価格交渉に持ち込む事も出来ます。

ちなみに平成25年には国土交通省が「既存住宅インスペクション・ガイドライン」を定めています。ガイドラインの内容をちゃんと守ることで住宅診断に対する共通認識が共有されますし、正確な情報を元に適正価格で売買されることで住宅市場の健全化にも繋がります。

インスペクション確認の義務化で中古物件の不安解消を目指す
平成28年5月に宅地建物取引行法の一部改正が成立し、宅地建物取引業者に対してインスペクションの義務化が課せられるようになりました。 宅建業...

買手だけでなく売手にもメリットがある

ちなみに、価格交渉と言う意味では、購入時だけではなく売却前に審査を依頼するのも良いかもしれません。保有物件の品質が良い事(良いところ)が把握出来れば、販売価格を少しでも高く設定する際の根拠になるはずです。

住宅診断士の活動団体としては日本ホームインスペクターズ協会があり、内閣府認証のNPO法人です。顧客からの相談やクレームに対応すると共に協会の定めた規定を順守し、もし紛争などが起これば内容を協会に報告する義務もあります。
受託診断士の資格を持っている方の多くは、他にも不動産に関する資格を保有されている場合も多くです。不動産全体では無く住宅診断に特化しているため専門性は増すため信憑性は高いです。
もし相談を依頼したい場合は日本ホームインスペクターズ協会からも住宅診断士を検索出来ますし、販売会社によっては住宅診断士を紹介してくる場合あります。

ただし、販売元の紹介での住宅診断士では無く、なるべく自分で独自に住宅診断士を探さないと、不公平な内容になるかもしれません。

診断結果が一つの判断基準になる

販売元紹介の受託診断士が信用出来ないとは言いませんが、診断するのは例え念のためとは言え「物件を疑っている(怪しんでいる?)」訳ですよね。だったら販売元から紹介される(好意な繋がりのある)専門家に依頼するよりは第三者に依頼する方が一層意味のある訳です。

勿論、住宅診断士のレベルが同じ水準である事が大前提ですが中立的な立場から客観的な意見を遠慮無く伝えてくれるのは心強いですね。

経験が豊富な方は、自分の目で見る事で、診断士に依頼する必要も無いかもしれませんが、経験が浅く判断力に乏しい初心者の方は検討しても良いかもしれません、特に掘り出し物件や高利回りで気になってしかたないけど、購入するのはちょっと…と思う場合は一度検討してみても良いと思います。

あくまで診断対象は物件そのもの

ただ、住宅診断はあくまでも物件自体の診断なので、品質面や老朽化を担保するものです。契約書や試算表などもとにある程度のアドバイスはしてくれますが、不動産投資そのものが必ず上手くいく事を補償してくれるとは限りません。なので、人口の流出状況や周辺の家賃相場など空室に繋がるような要因は必要に応じてしっかり調べる必要があり、当然の事ながら総合的な最終判断はやっぱり自分自身で行う事になります。

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