色の黄金比で好印象な物件造りを

先日のがんばる家主の会でイマジネーションカラーズ代表の二宮恵理子さんにカラーテクニックについてのお話を伺いしました。
人は第一印象を判断する時、その大半を視覚からの情報に頼っており、さらに視覚情報の中でも色による印象が80%程を占めていると言われます。なので賃貸用物件に好印象を与えるためにもどのような色使いにするかはとても重要です。

不動産経営をする場合、空室対策の一つとしてリノベーションやカラーコーディネートなどの工夫をするかもしれませんが、その場合はある程度、家主さんがカラーテクニックについての知識が必要となります。

部屋の修繕やリノベーションについては専門の業者にお任せする場合が多いかもしれません。だけど、カラーコーディネートについては業者の作業員の方は依頼内容に基づいて作業を行うため、色についてはそこまで高い専門知識を持っていない場合も多く、明確な指摘やアドバイスをして貰えない場合があります。要するに色を変える場合は大家さんがある程度、色に対する知識を持っている必要があり、それは言い換えれば「自己責任が伴う」ことだからです。

建物の外観や室内をカラーコーディネートする場合、何か特別センスが問われそうな気がしますよね。だけどもし高い色のセンスが無くてもちょっとしたルールを理解できていれば結構違うモノです。少なくとも致命的なミス…を犯す可能性はかなり減られると思います。

中でも以下の3つはとても覚えやすく(理解しやすく)、知識として知っているだけできっと役に立つと思いました。

①天井→壁→床の順に部屋を暗くする
天井→壁→床の順に部屋を少しずつ暗くすると部屋全体が明るい印象になります。ですが反対に天井が暗いと部屋が実際よりも狭く感じてしまい圧迫感を与えてしまいます。

②落ち着いて住んでもらえる色を選ぶ
これは個人差に左右されるのでかなり漠然としてしまいますが。。。
例えばオレンジ黄色などは暖色系の色は部屋に明るいイメージが持てますが、進出色と言われ他の色と比較してモノが近くに見える、要するに少し狭く感じてしまたり、人によっては長く住んでいると少し飽きてしまうこともあるかもしれませんね。一方、青系の色は寒色と言われクールではありますが少し寒いイメージがあり体感温度としても2度~3度変わってしまうこともあります。ただ、などは安心感が持てる(安眠できる)色なので、寝室などに使うには向いている色です。ちなみにに関しては他の色と比べて「好きな人」と「少し苦手な人」に分かれてしまう傾向もあるそうです。

そんな中、最もオススメと言われる色はです。中性色(中間的な色)であるためバランス感があり目に優しくストレスを与えません。暖色にも寒色にも属さないため温度差もほとんど無く落ち着いた印象を与えます。また茶色ベージュのような控え目(良い意味で存在感が弱い)な色も安心感や温もりを感じられ飽きがこないためとてもオススメです。そう考えると若年層に比べて高齢者の方が和室を好まれるのも少し納得ですね。

少し意外だったのは黒や白は余り良くない(決してダメな訳ではない)と言うことでした。白は清潔感や解放感はありますが他の色と比べて光の反射が大きく少し目が疲れてしまうそうです。また黒はとても高級感があり僕も大好きな色ですが、不安感や恐怖(大袈裟?)を与えてしまい長く住み続けるには少し疲れてしまうことがあります。なので特に高齢者の方を対象にした場合は黒や白はなるべく控えた方が良いかもしれません。

③色の黄金比
これが一番の気付き…と言うか納得できた気がします。色のカラーバランスには黄金の面積比というものがあって、ベースカラーとサブカラーとアクセントカラーの比率として70%:25%:5%です。ベースカラーとはその名の通り全体を統一するメインとなる色、サブカラーとはベースカラーに準じた色、そしてアクセントカラーは比率は少ないものの少し強調したい色です。
この図の中では、ベールカラーを水色とした場合、サブカラーが灰色、アクセントカラーがというイメージです。

ogonhi
他にも沢山素敵なお話がありましたが、まずはこの3点をしっかり理解しようと思いました。
今回の公演を聞いて色に対する一般的な考え方が少しだけ見えてきました。勿論、色は個人差があるし部屋やエントランスも自分が好きなようにコーディングすること悪いことではありません。だけど、不動産の経営としては(基本的には?)多くの方に受け入れられやすい選択をした方が合理的です。今は実際にコーディングする機会は少ないかもしれませんが、知識として学べたことはとても良かったです。「色」の知識って不動産物件だけでは無くいろんなところで活躍する機会があるはずなので、しっかり活用したいです。

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